エンジニアに英語は必要?勉強法・参考書・TOEICは取るべきかを実務目線で解説【AI時代対応】

日本でエンジニアとして働いていると、
日本語だけで業務が完結する場面も多く、
「英語はできなくても困らない」と感じる人も少なくありません。

一方で、

  • 最新技術の情報が追えない
  • 海外の事例や議論にアクセスできない
  • キャリアの選択肢が国内に限定される

といった形で、じわじわと差が広がっていくのも事実です。

本記事では、エンジニア視点で以下を整理します。

この記事でわかること
  • なぜ英語が必要と言われるのか
  • 英語ができると何が変わるのか
  • 忙しいエンジニア向けの英語勉強法
  • おすすめの英語参考書
  • TOEICなどの資格は取るべきか
  • AI時代に英語を学ぶ必要性

「英語が苦手なエンジニア」でも現実的に実践できる内容に絞って解説します。


目次

エンジニアに英語が必要と言われる理由

技術情報の一次ソースはほぼ英語

エンジニアが扱う技術情報の多くは、
英語が一次情報です

  • 公式ドキュメント
  • APIリファレンス
  • 論文
  • GitHub Issue / Discussion

日本語の記事や解説は、
誰かが英語情報を要約・翻訳した二次情報であることがほとんどです。

英語が読めるだけで、

  • 情報の量
  • 情報の速さ
  • 情報の正確さ

が大きく変わります。


英語ができると調査効率が上がる

エンジニアの仕事では、
必要な情報にどれだけ早く正確に辿り着けるかが重要です。

英語が読めるようになると、

  • 公式ドキュメントを直接確認できる
  • 日本語化されていない最新情報を参照できる
  • 海外エンジニアの実装例や議論をそのまま読める

ようになります。

日本語情報だけに頼ると、内容が要約されていたり、古かったりすることも少なくありません。
英語情報にアクセスできることで、

  • 試行錯誤が減る
  • 判断の根拠を持てる
  • 問題解決までが早くなる

結果として、実務で使える調査効率が大きく向上します

AIがあるから英語は不要では?

翻訳ツールや生成AIの進化により、「英語はもう必要ないのでは?」と感じる人も増えています。

確かにAIを使えば、英語ドキュメントの内容を把握すること自体は可能です。

しかし、エンジニアの実務では、
英語が完全に不要になるわけではありません


AIは英語の代わりにはならない

AIは、

  • 英文を翻訳する
  • 文章を要約する

といった補助としては非常に優秀です。

一方で、

  • 技術的な前提条件
  • 注意点や制約
  • 文脈に依存する表現

を正しく判断するには、最低限の英語理解が必要です。
英語が分からないと、AIの出力が正しいかどうかを判断できません。


英語ができるとAIを正しく使える

英語力があると、

  • 原文とAI翻訳を見比べられる
  • プロンプトを調整できる
  • 誤訳や違和感に気づける

結果として、
AIをより安全・正確に使えます


結論:英語は「最低限」で十分だが不要ではない

AI時代に求められるのは、

  • ネイティブ並みの英語力
  • 完璧な文法力

ではありません。

  • 技術文書を読める
  • 内容を判断できる

このレベルの英語力があれば十分です。

英語は、AIと組み合わせて使う前提の基礎スキルとして、今後もエンジニアに求められ続けます。


英語ができるエンジニアのメリット

キャリアの選択肢が広がる

英語力があると、次のような選択肢が現実的になります。

  • 外資系企業
  • グローバル案件
  • 海外拠点との協業
  • 将来的な海外転職・リモートワーク

今すぐ使わなくても、
将来の選択肢を狭めないスキルとして英語は機能します。


市場価値・年収に影響しやすい

同じ技術力でも、

  • 英語ができないエンジニア
  • 英語で技術的なやり取りができるエンジニア

では、評価が変わるケースがあります。

  • IT
  • 製造業の上流工程
  • コンサル・研究開発

では、英語力がプラス評価になりやすいです。


エンジニアが身につけるべき英語スキル

会話より「読む・書く」が最優先

多くのエンジニアにとって重要なのは、

  1. 技術文書を読む力
  2. 簡潔に書く力

ネイティブ並みの会話力は不要です。

  • 仕様書が読める
  • 英語のエラーメッセージが理解できる
  • 簡単な技術説明が書ける

まずはここを目標にしましょう。


技術英語は一般英語よりハードルが低い

技術英語には特徴があります。

  • 文法がシンプル
  • 同じ構文が何度も出てくる
  • 曖昧な表現が少ない

そのため、
受験英語が苦手でも、技術英語は伸びやすいです。

TOEICなどの英語資格は取るべきか?

結論:目的次第。必須ではないが武器になる

エンジニアにとって、
TOEICなどの英語資格は必須ではありません

しかし、以下に当てはまる場合は、
取る価値があります。


TOEICを取るメリット

  • 英語力の客観的指標になる
  • 転職・社内評価で説明しやすい
  • 学習のモチベーションになる

特に、

  • 転職を考えている
  • 英語力を数値で示したい
  • 外資・コンサル志向

の場合は有効です。


TOEICが不要なケース

  • 実務で英語文書が読めている
  • 社内評価に英語資格が関係ない
  • 学習時間を技術に全振りしたい

この場合、
資格より実務英語優先で問題ありません。


目安スコアの考え方

  • 600点:英語に抵抗がない
  • 700点:技術文書は概ね読める
  • 800点以上:転職市場で評価されやすい

満点や高得点を目指す必要はありません。
転職市場では、600点以上が必須あるいは希望条件として求められることが多いです

エンジニア向け英語勉強法

英語が苦手・初心者エンジニア向け

まずは中学英語からやり直してOK

英語が苦手なエンジニアの場合、
技術英語以前に文の構造があいまいなことがあります。

この場合は、
中学英語レベルからやり直す方が、
結果的に最短ルートになります。

  • be動詞・一般動詞の違い
  • 時制(現在・過去・完了)
  • 前置詞や接続詞の基本

すべてを完璧にやる必要はありません。
「英文の骨格が分かる」状態を作るのが目的です。


英語を避けずに触れる

中学英語をざっと確認したら、
実際の英語に触れていきましょう。

  • 英語ドキュメントを翻訳ツール併用で読む
  • 日本語記事だけで完結させない

理解できなくても問題ありません。
英語を見る頻度を増やすことが重要です。


技術英語の頻出表現を押さえる

技術英語では、
同じ構文や表現が繰り返し使われます。

  • This function returns ~
  • The following example shows ~
  • In order to ~

これらをまとめて覚えるだけで、
英文への抵抗感が大きく下がります。


ある程度読める・中級者エンジニア向け(技術英語を実務で使いたい人)

一次情報(公式ドキュメント)を主戦場にする

中級者は、
翻訳された日本語情報ではなく、
英語の一次情報に触れる量を増やしましょう。

  • 公式ドキュメントを直接読む
  • 英語のIssueやDiscussionを確認する

全文理解ではなく、
必要な情報を拾える状態を目指します。


小さなアウトプットで定着させる

  • 英語で短い技術メモを書く
  • READMEやコメントを英語で読む
  • 技術記事を英語で要約する

正確さよりも、
実務で使えるかどうかを基準にしましょう。


TOEICなど英語資格を目標にするエンジニア向け

まずは中学英語を土台として固める

資格対策に入る前に、
中学英語レベルの理解が不十分だと、
問題演習の効率が大きく落ちます。

  • 文の主語・動詞・目的語を正しく取れるか
  • 時制の違いが感覚的に分かるか
  • 前置詞の役割を説明できるか

このレベルがあいまいな場合は、
中学英語の復習から入る方が結果的に早いです。


TOEIC対策は「やることを絞る」

TOEIC学習で失敗しやすいのは、
参考書や問題集に手を出しすぎることです。

独学の場合は、

  • 公式問題集を軸にする
  • 文法・語彙は1冊に絞る
  • 時間制限を意識して解く

この3点を守るだけで十分です。

レベル・目的別|英語参考書おすすめ

英語が苦手・初心者向け

まずは中学英語を1冊で確認する

英語が苦手なエンジニアの場合、
技術英語以前に文の構造があいまいなケースが多いです。

そのため、最初にやるべきなのは
中学英語レベルの総復習です。

  • be動詞・一般動詞
  • 時制
  • 前置詞・接続詞

これらを1冊でざっと確認できる本を選びましょう。
完璧に覚える必要はありません。

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 [ 山田 暢彦 ]
価格:2,750円(税込、送料無料) (2026/1/5時点) 楽天で購入


ある程度読める・中級者エンジニア向け(技術英語を実務

技術英語を体系的に理解したい人向け

『改訂版 技術系英文ライティング教本』

  • 技術文書特有の英文構造を解説
  • 曖昧さを避ける書き方が身につく
  • 読む・書く両方に使える

公式ドキュメントや仕様書を
正確に扱えるようになりたい人向けの定番書です。


表現・用語を補強したい人向け

『技術英語ハンドブック』

  • 分野別の専門用語・表現を整理
  • 英文例が豊富
  • 辞書的に長く使える

中級者以降は、
「勉強する本」ではなく参照用として使うのが効果的です。


TOEICなど英語資格を目標にするエンジニア向け

資格対策の軸になる1冊

『TOEIC公式問題集』

  • 本番に最も近い問題形式
  • 自分の弱点を把握しやすい
  • 無駄な対策を減らせる

資格目的の場合、
公式問題集を中心に回すのが最短ルートです。


文法・語彙を補強したい人向け

(※1冊に絞る)

  • TOEIC向け文法書 or 単語帳を1冊
  • 何冊も手を出さない
  • 期間を決めて集中する

資格対策は、
深追いしないことが最大のポイントです。

TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ]
価格:979円(税込、送料無料) (2026/1/5時点) 楽天で購入

参考書選びで失敗しないための共通ルール

  • レベルに合わない本を選ばない
  • 目的(実務/資格)を混ぜない
  • 完璧主義にならない

エンジニアの英語学習では、
「必要なときに使える状態」を作ることがゴールです。




まとめ:エンジニア英語は「目的別」で考える

  • 技術理解が目的 → 技術英語+実務
  • キャリア拡張が目的 → TOEICも検討
  • 独学でOK、完璧は不要

英語はエンジニアにとって
できれば強力な武器、できなくても即アウトではないスキルです。

まずは、

  • 英語を避けない
  • 技術英語に絞る

ここから始めてみてください。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次