はじめに|英語は「理系キャリアの可能性を広げる鍵」
理系のキャリアは専門性が高い反面、その専門性ゆえに「日本語圏に閉じた職種」に偏りがちです。私自身も、日系企業でエンジニアとして働く中で「このままでは選択肢が狭い」と感じていました。
そんなとき、英語を学ぶことでキャリアの可能性が一気に広がりました。本記事では、理系出身の私が英語を独学で学び、グローバル企業への転職を実現した体験をもとに、「なぜ理系に英語が必要なのか」「どう学ぶべきか」を具体的に解説します。
英語が必要とされる理系のリアルな現場
「英語は研究職や外資系向け」と思われがちですが、実際には以下のような場面で英語が求められます:
- 海外論文・技術資料の読解
- 外資メーカー・研究機関との共同開発
- 技術プレゼンや国際会議での発表
- グローバル転職や海外駐在の選考
- 海外支社や関連会社との業務連携
特に、AI・データサイエンス・バイオ・材料・医療工学などの分野では、情報の多くが英語で発信されており、英語力がないと「最新情報から取り残される」リスクがあります。
理系が英語を学ぶべき3つの理由|キャリアを広げる力
① 理系×英語は市場価値が高い
英語を話せる理系人材はまだ希少です。日本企業でも「英語+技術」の橋渡しができる人材は高く評価され、昇進・給与面で優遇されやすいです。求人サイトを見ても某大企業メーカーでは、英語能力をマストとしていることが多いです。
② 世界の求人・仕事へアクセスできる
英語力があるだけで、LinkedInや海外の転職サイトを活用して世界中のポジションに応募可能になります。報酬やプロジェクトの質も大きく違います。某海外半導体メーカーの求人やプラントメーカーなどからスカウトも実際に来ました。
③ 最新の知識や技術に触れられる
国際学会・英語論文・英語圏の技術ブログなど、最先端情報の多くは英語です。情報の吸収スピードと深さに差が出ます。最近は生成AIの翻訳技術の発展により、英語の文献にもアクセスはしやすくなりました。
実体験|グローバル転職までの道のり
◆ 目標設定をする
英語学習は長期戦です。
「なんとなく英語をやらなきゃ」では継続できません。
明確なゴールを持つことで、
- 学習内容の選定
- 時間配分
- モチベーションの維持
がすべて論理的に組み立てられます。
ステップ | 内容 | 例 |
---|---|---|
① 将来の理想像を描く | どんな仕事をしたいか?どこで働きたいか? | 外資系研究所でAI応用研究に関わる |
② 必要なスキルを逆算する | そのキャリアに英語がどう関わるか? | 国際会議での発表・英語論文の読解 |
③ 数値目標を設定する | スコア・レベル・期限を明確にする | IELTS 6.5を半年以内に取得する |
◆ 転職活動
私は日系企業で働いていましたが、日々英語勉強をしてTOEICやIELTSの学習を進めていました。グローバル企業に応募した際、学んだ英語資格や英語面接でのスピーキング能力が評価され合格することができました。
英語学習のプロセス|戦略で効率よく
ステップ①|基礎力の構築(文法・語彙)
- 教材:キクタンアカデミック、Grammar in Use
- 目標:TOEIC700点相当の基礎力
- 工夫:スキマ時間に英単語アプリ、音読で発音と読解を同時強化
ステップ②|IELTSで実践力を鍛える
- 重点強化:Writing・Speaking
- 戦略:理系ならではの論理的構成を活かして高得点を狙う
- 教材:IELTS公式問題集、IELTS Writing完全対策
ステップ③|実践環境でアウトプット
- オンライン英会話で日常的に話す習慣を形成
- LinkedInで英文プロフィール作成、転職準備
- 技術ノートを英語でまとめて発信(ブログやSNS)
グローバル企業に評価されたスキルとは?
英語力を磨き、IELTS 6.5(TOEIC 880点相当を取得。求人サイトでスカウトされ、グローバル企業に転職しました。今では英語の技術文書も多く、学んだことを活かせています。また実務で使える英語を身に着けたことで業務で活用できています
英語学習で得た“成果”とは?
「英語が話せる」ではなく、「英語で専門性を発揮できる」ことが、理系キャリアにおける最大の武器です。
項目 | 変化 |
---|---|
情報収集力 | 海外論文や技術記事に直接アクセス |
表現力 | 論理的な説明・要約力が向上 |
人脈 | 海外のエンジニアや研究者と交流が生まれた |
キャリアの幅 | 日本企業・外資企業の両方を比較可能に |
これから始めたい人へ|おすすめ教材・サービス一覧
これから始める人向けの教材をまとめました。
教材・サービス | 特徴 | 対応スキル |
---|---|---|
キクタンアカデミック | 頻出語彙(AWL)を体系的に学べる | 語彙・読解 |
IELTS公式問題集 | 本番形式に近い問題で実力を測れる | 総合力 |
IELTS Writing完全対策 | Task2で論理的構成を強化 | Writing |
DMM英会話 | 毎日話せる英会話実践環境 | Speaking |
グローバル転職用プロフィール作成 | キャリア設計 |
まとめ|「英語×理系」で未来を切り拓く
英語ができることで、情報・人脈・仕事の選択肢が増え、自分の可能性を自分で広げられるようになります。
あなたの理系キャリアを、もっと自由に、もっとグローバルに。その第一歩は、今日からの英語学習です。
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